例文・使い方一覧でみる「物凄く」の意味
スポンサーリンク...それから先きにはその本音が物凄く現はれはじめるのだ... 
有島武郎 「骨」
...物凄く「アッハハ...
石川啄木 「病院の窓」
...ヘルマー 嘘だといふのかい？ （女を片手に抱いて）こんな可愛らしい雲雀が隨分と物凄く金を使ふものだ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...物凄く聞（きこ）えるので...
岩村透 「死体室」
...山に反響して雑然（ざわざわ）と如何（いか）にも物凄く聞（きこ）えてくるので...
岩村透 「大叫喚」
...春三郎は斯る意味に於てこの南京蟲捕獲の奮鬪の光景を世界終末の圖の如く物凄く想像したのであつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...物凄く陋（せま）くるしい町であった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...サツと風が物凄く樹を鳴らした...
田山花袋 「道綱の母」
...此の小屋の上に聳えた美しい老杉までが其爲に物凄く恐ろしく無氣味なものに感ぜられた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...蛙が物凄く啼（な）きしきつてゐた...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...なんだか物凄くてうっかり近寄れません...
中里介山 「大菩薩峠」
...末期（まつご）の苦しみはさすがに物凄く...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...獵師などが山狩の時持つて行くやつ、重くて物凄くて、猪（ゐのしゝ）などを一と突きする道具、これで頸動脈（けいどうみやく）をやられては、獰猛極まる銀之助も、一とたまりも無かつたでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...柳が殺陣の剣劇中々物凄く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何だか様子が物凄くなって来ました...
夢野久作 「白髪小僧」
...片側の建物は尽く窓を閉ざしている中を自分も黙々として歩く寂寥は物凄く身慄いのするほど美しい...
横光利一 「欧洲紀行」
...おばばの血相を物凄く変らせたので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ところがこれにはそれが無いのです……』聞いたメルジイ夫人の顔色はみるみる物凄く蒼ざめて来た...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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