例文・使い方一覧でみる「水洟」の意味
スポンサーリンク...水洟（みずばな）を啜（すす）りあげながら... 
海野十三 「大脳手術」
...私はハンカチで水洟（みずばな）を押えながら...
太宰治 「美男子と煙草」
...うつ向いていると水洟（みずばな）が自然にたれかかって来るのをじっとこらえている...
寺田寅彦 「花物語」
...わしは水洟（みずばな）をすすり...
富田常雄 「面」
...しかし賣子をかすかな燈に照して見れば、しわくちや翁が、水洟たらして、舟を三十石に横付にし、物品と錢の交換を始める...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...透きとほつた水洟がいくつもぶらさがつて膝の上に落ちてゐる...
林芙美子 「旅人」
...彼女はすつぼり水洟を拭きとつた...
原民喜 「雲雀病院」
...うれしやな」涙も水洟（みずばな）もいっしょくたにこすりたてながら...
久生十蘭 「生霊」
...水洟（みずばな）をすすりながら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...気分悪く水洟が出通しである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...各水洟（みずばな）をすすッていたので...
吉川英治 「江戸三国志」
...箸の先に水洟（みずばな）がたれるのも思わなかった...
吉川英治 「大岡越前」
...水洟をふきたい意識があるが手はうごかない...
吉川英治 「黒田如水」
...水洟（みずばな）をこすって...
吉川英治 「親鸞」
...しきりにハンケチで水洟（みずばな）を拭く...
吉川英治 「随筆 新平家」
...水洟（みずばな）と一しょに...
吉川英治 「平の将門」
...恋すちょう……一二月の風は水洟（みずばな）をそそる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...水洟（みずばな）の垂れるのも知覚しないで...
吉川英治 「松のや露八」
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