...むしろ欣然(きんぜん)と受け取られることを満足に思ったのに違いない...
芥川龍之介 「十円札」
...欣然(きんぜん)と敵に当ることである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...*しか宣んすれば皓腕の神女ヘーレー欣然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...牧人あすの晴思ひ欣然として勇むごと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...諸神互に戰ふを見て欣然と微笑めり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アートレ,デース欣然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...欣然(きんぜん)として任に赴(おもむ)いた...
中島敦 「弟子」
...それで穴倉の底を根拠地として欣然(きんぜん)とたゆまずに研究を専念にやっているから偉い...
夏目漱石 「三四郎」
...而してもしも彼女が俗悪のまま逝かず、なおかつ最後に汚辱の底から身を起して、昂然と欣然と、美の致命的な接吻のもとに絶え入るとすれば、それはほかならぬこの小生の骨折りだったわけでしょう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...「壬午元日雪、将新霽、天気和煦、即欣然而作...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...欣然(きんぜん)として自ら進んで...
柳田国男 「山の人生」
...欣然、各子の武勇に依って、府に迎えん...
吉川英治 「三国志」
...それまで登城をのばして待っているから」周瑜のことばに、魯粛は力を得て、欣然、馬をかえして行った...
吉川英治 「三国志」
...欣然友交国の誼(よし)みを結ぶにちがいありません」「では...
吉川英治 「三国志」
...黄忠は欣然として命をうけ...
吉川英治 「三国志」
...君に命ずるのはそうした任務だが」「必ずやって見せます」欣然(きんぜん)...
吉川英治 「三国志」
...八風斎も欣然(きんぜん)として...
吉川英治 「神州天馬侠」
...信雄は欣然(きんぜん)として...
吉川英治 「新書太閤記」
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