...欣然(きんぜん)と敵に当ることである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...欣然(きんぜん)と死に赴(おもむ)くということが...
梅崎春生 「桜島」
...欣然(きんぜん)と応諾しました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...まずは欣然(きんぜん)御応諾当然と心得申者に御座候...
太宰治 「不審庵」
...諸神互に戰ふを見て欣然と微笑めり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...矢部も欣然(きんぜん)として喜びけり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...俳優も亦衆俗の称賛を得て欣然たるが如し...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...本を持って来てみますから」お雪は欣然(きんぜん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...すると急に犀星が欣然として...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...欣然として逃げ出した...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...欣然として殉死した...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...欣然友交国の誼(よし)みを結ぶにちがいありません」「では...
吉川英治 「三国志」
...黄忠は欣然として命をうけ...
吉川英治 「三国志」
...誓書(せいしょ)も書くな」「もちろん書きましょう」欣然と...
吉川英治 「三国志」
...八風斎も欣然(きんぜん)として...
吉川英治 「神州天馬侠」
...欣然(きんぜん)その潔(いさぎよ)きねがいをいれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...むしろ欣然(きんぜん)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...将門は、多年、酷使された左大臣家の恨みも忘れて、はるかに、小一条の忠平公へ、心を向け、心から恩を謝して、欣然と、豊田に帰った...
吉川英治 「平の将門」
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