例文・使い方一覧でみる「森厳」の意味

...神社の森厳な雰囲気を味わう... 神社の森厳な雰囲気を味わうの読み方

...静粛で森厳な会場で本格的な式を挙げたい... 静粛で森厳な会場で本格的な式を挙げたいの読み方

...森厳な表情で、風格漂う人物... 森厳な表情で、風格漂う人物の読み方

...森厳な教会での結婚式が、私たちの夢だった... 森厳な教会での結婚式が、私たちの夢だったの読み方

...奥の院は幽邃森厳（ゆうすいしんげん）である... 奥の院は幽邃森厳であるの読み方
泉鏡花「遺稿」

...次第に黒くなりまさる漆（うるし）の如き公園の樹立（こだち）の間（なか）に言ふべからざる森厳（しんげん）の趣を呈し候... 次第に黒くなりまさる漆の如き公園の樹立の間に言ふべからざる森厳の趣を呈し候の読み方
泉鏡花「凱旋祭」

...森厳（しんごん）そのもののように立っていたのです... 森厳そのもののように立っていたのですの読み方
高神覚昇「般若心経講義」

...白い紗に蔽われた森厳な巨像は... 白い紗に蔽われた森厳な巨像はの読み方
高神覚昇「般若心経講義」

...つつましくて満ちてゐて星宿のやうに森厳で山脈のやうに波うつていつでもうすいミストがかかり...
高村光太郎「智恵子抄」

...悲痛森厳な瞬間で... 悲痛森厳な瞬間での読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...今日しも遠山の屋敷の玄関に音ずれるその日までは夢にさえ見ることを忘れていた武家の住居（すまい）――寒気なほどにも質素に悲しきまでも淋（さび）しい中（なか）にいうにいわれぬ森厳（しんげん）な気を漲（みなぎ）らした玄関先から座敷の有様... 今日しも遠山の屋敷の玄関に音ずれるその日までは夢にさえ見ることを忘れていた武家の住居――寒気なほどにも質素に悲しきまでも淋しい中にいうにいわれぬ森厳な気を漲らした玄関先から座敷の有様の読み方
永井荷風「散柳窓夕栄」

...森厳（しんごん）にして犯すべからざるものがあるのに... 森厳にして犯すべからざるものがあるのにの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...一に雪の森厳さと美しさとにある... 一に雪の森厳さと美しさとにあるの読み方
中谷宇吉郎「樹氷の科学」

...その森厳な古い町は... その森厳な古い町はの読み方
エドガー・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳「ウィリアム・ウィルスン」

...すずかけの老木であった――森厳でかげのふかいあの個所... すずかけの老木であった――森厳でかげのふかいあの個所の読み方
トオマス・マン　Thomas Mann 実吉捷郎訳「ヴェニスに死す」

...はなはだ森厳な霊気に打たれる... はなはだ森厳な霊気に打たれるの読み方
三上義夫「芸術と数学及び科学」

...こうして森厳な伝統の娘... こうして森厳な伝統の娘の読み方
横光利一「ナポレオンと田虫」

...声を潜めた無数の眼光から成り立った平面のように寒寒とした森厳さを湛えている...
横光利一「旅愁」

...その神聖（しんせい）と森厳（しんげん）をかきみだされて... その神聖と森厳をかきみだされての読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...森厳（しんげん）な気に打たれずにいられなかった... 森厳な気に打たれずにいられなかったの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...神ながらの清浄（しょうじょう）と森厳な気に打たれながら... 神ながらの清浄と森厳な気に打たれながらの読み方
吉川英治「親鸞」

...なんとなく森厳（しんげん）な気もちにさせられた... なんとなく森厳な気もちにさせられたの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

「森厳」の読みかた