...某日、会いに行ってもいいですか?(Can I visit you on a certain day?)...
...某日、映画を見に行きたいと思っています...
...某日の天気予報はどうですか?(What's the weather forecast for a certain day?)...
...某日のスケジュールを確認しよう...
...某日に会議が予定されています...
...某日某所で、『ものは附』の遊びをやつた...
高田保 「恋文」
...十唱 あたしも苦しゅうございますおい、襖(ふすま)あけるときには、気をつけてお呉れ、いつ何時、敷居にふらっと立って居るか知れないから、と某日、笑いながら家人に言いつけたところ、家人、何も言わず、私の顔をつくづく見つめて、あきらかにかれ、発狂せむほどの大打撃、口きけぬほどの恐怖、唇までまっしろになって、一尺、二尺、坐ったままで後ずさりして、ついには隣りの六畳まで落ちのびて、はじめて人ごこち取りかえした様子、声を出さずに慟哭(どうこく)はじめた...
太宰治 「二十世紀旗手」
...お皿一枚に五十円、百円、否、万金をさえ投ずる人の気持は、ついに主人の不可解とするところの如し、某日、この主人は一友を訪れたり...
太宰治 「花吹雪」
...某日(あるひ)のことであった...
田中貢太郎 「唖の妖女」
...女房のお千世は重なる不幸にすっかり逆上して、「良平や、なぜ逃げるんだよ、お待ちよ」と云ったり、時とすると、「亀、亀、大きな亀だ」と云って夜となく昼となく其の附近を狂い歩いていたが、某日(あるひ)、村の農夫が亀ヶ淵へ往ってみると、そこには青ずんだ水の上に、お千世の死体が浮いていた...
田中貢太郎 「亀の子を握ったまま」
...彼は某日(あるひ)水を飲むために谷川の岸に出た...
田中貢太郎 「仙術修業」
...其の客が某日(あるひ)...
田中貢太郎 「とんだ屋の客」
...余話大正九年八月某日...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...その勘右衛門が某日...
田中貢太郎 「風呂供養の話」
...老僧は頻りに昔の事を追思(ついし)した末に、「愚僧がまだ沙弥(しゃみ)であったころ、一疋の雌猿を養うていたが、某日(あるひ)、玄宗皇帝の勅使高力士(こうりきし)がこの寺へ来て、その猿の敏捷なのを見て、絹を代りに置いて猿を携え往き、それを玄宗に奉ったところが、玄宗もまたその猿を非常に愛して上陽宮に養わしてあるうちに、安禄山の乱が起って、猿の行方も解らなくなったと聞いていたが、今能(よ)く能く思い出してみると、この環飾は常にかの猿の首に嵌(は)めていた物だ」と言った...
田中貢太郎 「碧玉の環飾」
...某日(あるひ)浴衣(ゆかた)が汗になったので...
田中貢太郎 「幽霊の衣裳」
...某日(あるひ)お岩が庖厨(かって)の庭にいると...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...某年某月某日の条下に...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...六月某日は、ワシントンの白堊館だか議事堂だかの落成記念日だということだったが、このおめでたい日に符節をあわせるように、洋館附属の調理場の再建と、石田一家五人の居住にきめられた、御所造りのほうの家具の備えつけが終った...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...前述支那朝鮮に上子の日また初春の某日に田畑を焼いて年中の鼠害を防いだごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...宝暦四年六月某日誕生...
山本周五郎 「初蕾」
...苅賀(かるが)由平二鉄炮(てっぽう)足軽組頭某年某月某日...
山本周五郎 「百足ちがい」
...たとえば“某日友人ト観梅ニ行クノ記”とか“天長節ノ感”とか題からして漢文調のものだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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