...唯思ふ朗ら細音(ほそね)のうまし名は...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...朗らかな語調できり出した...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...その朗らかな声には一向にそんな感じはなかった...
高見順 「如何なる星の下に」
...みんな朗らかで元気で...
種田山頭火 「其中日記」
...幸い翌日(あくるひ)はめずらしい朗らかな晩秋の好晴であったので...
近松秋江 「狂乱」
...日向(ひなた)につるしてやると朗らかに鳴きだしたが...
寺田寅彦 「柿の種」
...葉子も朗らかに乗りこんだ...
徳田秋声 「仮装人物」
...晴代は反つて朗らかだつた...
徳田秋声 「のらもの」
...一種のおごそかな朗らかな後光をもって包んでいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして、白々とした部屋の空気を、少しも感じないように、侍女に、何かいっては、侍女と一緒に、朗らかに笑った...
直木三十五 「南国太平記」
...この入水に立会った朗らかな志士平野国臣は...
服部之総 「志士と経済」
...「今はわれわれはこんなに朗らかな気分で集っているんだから」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ジャッキーに負けぬ朗らかな調子で応へた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...朗らかな爆音をたてゝ鏡のやうな水の上を滑つてゐた...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...自分も寧ろ朗らかになり...
牧野信一 「貧しき日録」
...さわりの趣味はいつになったらもっと朗らかで雄大壮厳な合唱と献身とに変ることでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うすっぺらい朗らかさの波を立てつづけている池にすぎず...
山川方夫 「その一年」
...そして皆んなのために朗らかな雰囲気をいつも持たしてくれることに感謝しています...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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