...息子の部屋の有様は最悪だ...
...この車の運転の有様はとてもスムーズだ...
...彼女が彼に告白した有様は感動的だった...
...あの店の売れ行きの有様は好調だ...
...彼の態度の有様には心底がっかりした...
...民免れて恥なしという有様に陥るんである...
大隈重信 「憲政に於ける輿論の勢力」
...満州なり蒙古なりから入って帝位を継承したとは異った有様を現出して...
大隈重信 「日支親善策如何」
...どこまで進展するか知れぬという有様であった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...彫刻その他種々の工芸的製作が日に増して衰退し行く有様を見るにつけ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...などと私にはよく意味のわからぬようなことまでぶつぶつ呟いていたりする有様で...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...その潔(いさぎよ)い最期の有様が知れ渡るに従い...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...二十万年のちの有様を...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...半裸体で荒れ狂う有様...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここへ伴って来たことの有様が...
中里介山 「大菩薩峠」
...おまけに肩から背中にかけて一面に赤く爛(ただ)れた腫物(はれもの)が崩れている有様に...
中島敦 「悟浄出世」
...現今の露西亜文壇(ぶんだん)の趨勢(すうせい)の断えず変っている有様やら...
夏目漱石 「長谷川君と余」
...まるで擂鉢(すりばち)の底に住んでいると同じ有様だと告げた上...
夏目漱石 「門」
...寝かす場所もないという有様だというのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...客の方も同じ有様だ...
二葉亭四迷 「嫉妬する夫の手記」
...実になさけない有様じゃないか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...噂(うわさ)をしている有様であるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...やがて出(いず)るや秋の夜の秋の夜の月毛の駒よ心して雲井にかけた時の間も急ぐ心の行衛(ゆくえ)かな秋や恨むる恋のうき何をかくねる女郎花(おみなえし)我もうき世のさがの身ぞ人に語るなこの有様も恥かしや「小督(こごう)だな」平曲(へいきょく)はちかごろ流行(はや)っているので蜘蛛太にも...
吉川英治 「親鸞」
...「何としたのだこの有様は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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