...彼女は旧縁を頼りにその土地での新しい生活に馴染んでいった...
...彼とは旧縁だから、しばらくぶりの再会でも気を使わずに話せた...
...旧縁をたどって母校の同窓会に参加した...
...旧縁を辿ってクラスメイトと再会した...
...彼が近くに引っ越してきたので、久しぶりに旧縁を取り戻した...
...三男松之助は細川家に旧縁のある長岡氏に養われている...
森鴎外 「阿部一族」
...どういう旧縁があるのか...
吉川英治 「江戸三国志」
...思い直させることができなかった場合は何となされますか」「旧縁深き荒木村重ではあるが...
吉川英治 「黒田如水」
...この旧縁を力に、これから後へ戻って、彼らに兵を収めるように、一つ生命がけで、勧告してみましょう――彼らとて、肯(うなず)かないこともないかと思われますから」と、人々へ告げて、一人道を引っ返して行った...
吉川英治 「三国志」
...ここの院主との旧縁で...
吉川英治 「私本太平記」
...先年、北条一門滅亡のさいに、執権(しっけん)高時のじつの弟、北条左近大夫泰家(やすいえ)は、奥州へのがれていたが、ほとぼりもさめた頃と、京都へ入りこみ、旧縁をたよって、いつからか西園寺の内に寄食し、名も、刑部ノ少輔(しょうゆう)時興(ときおき)と、変えていた...
吉川英治 「私本太平記」
...あくまで北条旧縁の府...
吉川英治 「私本太平記」
...そういう旧縁から...
吉川英治 「新書太閤記」
...斎藤家とは切っても切れぬ旧縁のある間がら――織田に加担(かたん)は義において出来ぬと...
吉川英治 「新書太閤記」
...さらに旧縁にこだわらなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...それに以前の旧縁もあるので...
吉川英治 「新書太閤記」
...従来の行きがかりや旧縁の誼(よし)みなど一切かえりみなく麾下(きか)に馳せ参じてござる」このことばはほとんどみな一致していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...旧縁(きゅうえん)をたよりに...
吉川英治 「新書太閤記」
...(――君との旧縁を思うと...
吉川英治 「新書太閤記」
...元々浅からぬ旧縁の仲だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...欒廷玉との旧縁をつかって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この旧縁により、正和、後秀龍に属し、蜂須賀領二百貫を領す...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...ぼくもそんな旧縁の人が世にあることなどはまったく忘れ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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