...しかりと断ずるは過早である...
石原莞爾 「最終戦争論」
...郷愁病のようなものであろうと断ずるより外はない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...さりながら閣下にしても苟も此般の情実に拘束して自ら断ずる能はざれば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...またあながち幕府への謀叛とも断ずるわけにはゆかなかった...
服部之総 「新撰組」
...勿論検事が真犯人也と断ずる以上...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...その責一に貴下にありと断ずるものなり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...今日進歩の医学も尚お未だ其真実を断ずるに由なし...
福沢諭吉 「女大学評論」
...十五編事物を疑いて取捨を断ずること信の世界に偽詐(ざさ)多く...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...常にこの点に留意して自己の所説をもって容易に創見なりと断ずることを慎まねばならぬ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...そして断ずる口調で云った...
本庄陸男 「石狩川」
...これまた吾人は万葉の歌に依て断ずる者なり云々...
正岡子規 「人々に答ふ」
...現今見るべからざる奇事だから昔の記載は虚構だと断ずるの非なるは先に論じた...
南方熊楠 「十二支考」
...断ずるに忍びませんが...
吉川英治 「平の将門」
...朝敵と断ずるのは...
吉川英治 「平の将門」
...天平時代の人々が外来文化を咀嚼しなかったと断ずるのは早計である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...この作を朝鮮作と断ずるのも早計をまぬがれない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...それらを無意義であり愚かであると断ずるのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この不安を救うものはこの根源を断ずる仏祖の道のほかにはない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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