...鉄水母のうわさで持ちきりだった...
海野十三 「海底大陸」
...よると触るとその噂で持ちきりだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...二十面相のうわさで持ちきりです...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...どこへ行ってもおそろしい機械人間のうわさで持ちきりでした...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...只今はもうどこへ参ってもこの話で持ちきりでございます...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...宮廷内は流言蜚語の持ちきりだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...みんなそのはなしで持ちきりだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...その話題で持ちきりだった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...どこもその話で持ちきりというふうであった...
徳田秋声 「縮図」
...ないし數人の山林官の災難話で持ちきりであった...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...その風聞で持ちきりになりましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...――けさ八丁堀の組屋敷へ行くとその噂(うわさ)で持ちきりだ」「虐(むご)たらしい殺しでしたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その話で持ちきりだつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この作の評判で持ちきりだろうと思うと六樹園は苦笑しながらもいい気もちだった...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...この娘の噂さで持ちきりだつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...全市これに持ちきりです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...クラブの話題はコプリの逮捕で持ちきりになった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...首を集めてその噂に持ちきりの態(てい)だった...
吉川英治 「夏虫行燈」
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