...慮外ながら天狗のような...
芥川龍之介 「邪宗門」
...ただしすなわち pa=∞なる場合の解を考慮外に置く...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...慮外の振舞」慌てて起き上ろうとするところを...
中里介山 「大菩薩峠」
......
一葉稿 「五月雨」
...辻(つぢ)に立(た)ちて御慮外(ごりよぐわい)を申(まをす)もありけり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...慮外な仕儀で、前後のさまもとりとめないほどだが、狷介不覊の、剛直のと世間から囃し立てられている俺にとって、この不都合は災厄以上のものであった...
久生十蘭 「湖畔」
...慮外なっ! 背後より斬りつけるとは……...
三好十郎 「斬られの仙太」
...それと仙太が縁側に飛上って奥の吉村と睨み合って立ったのとが殆ど同時)吉村 慮外! 誰だっ? 名乗れ!仙太 井上さん...
三好十郎 「斬られの仙太」
...どうなさるんだ?加多 斬る! 一旗本の分才(ぶんさい)で慮外の処置だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...慮外なっ! 背後より斬りつけるとは……...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...吉村 慮外! 誰だっ? 名乗れ!仙太 井上さん...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...関所の筋道に御懸念でも御座るかの……慮外なお尋ね事じゃが……」「ハッ...
夢野久作 「斬られたさに」
...何が慮外か」と、正視した...
吉川英治 「新書太閤記」
...慮外(りょがい)なことを」「ふ...
吉川英治 「新書太閤記」
...わがままや慮外な振舞があることを...
吉川英治 「新書太閤記」
...「この慮外者めが」痩せた僧のほうが...
吉川英治 「親鸞」
...――慮外である、と冷酬(れいしゅう)して答えざるように思われた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...吾々はこれを考慮外に置いていることを知っている...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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