...彼女は常に慈顔で周囲の人々を見ていた...
...神父の慈顔に安心して話を聞いた...
...彼は慈顔で孫にキスをした...
...彼の慈顔には疲れが見えなかった...
...彼が慈顔を浮かべると、周りの人たちも和やかな気持ちになる...
...わが病の間(かん)なるによろこぶ慈顔を見るごとに...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...西大久保に赴き慈顔を拝す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...余故あつて日々慈顔を拝すること能はず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...咫尺(しせき)に慈顔(じがん)を髣髴(ほうふつ)するは...
夏目漱石 「虞美人草」
...その陰影がこの像の世にも類いない慈顔温容となっているのである...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...慈顔自有二十分春一の詩あり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...あの慈顔(じがん)に笑(え)みをうかべた地蔵行者(じぞうぎょうじゃ)の菊村宮内(きくむらくない)...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索