...私の愚見ですが、これは違うと思います...
...彼の愚見には納得できなかった...
...あなたの愚見が役に立つこともあります...
...今回の提案には、いくつかの愚見が含まれているようです...
...彼女はほかの人の愚見を聞く前に、自分の意見を述べることが多い...
...昨今別而(べっして)多忙(たぼう)に付(つき)いずれ其中(そのうち)愚見(ぐけん)可申述(もうしのぶべく)候(そうろう)...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...meines Wissens; meines Erachtens(余の知れる限りでは;愚見によれば)...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...乍序(ついでながら)『ほととぎす』につき一寸愚見申述候間御参考被下度候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...私も及ばずながら何かと愚見を開陳いたしたものでございましたが...
太宰治 「右大臣実朝」
...小説家としての私の愚見も...
太宰治 「芸術ぎらい」
...この条件が何であるかについては他日また愚見を述べて学者の批評を仰ぎたいと思っている...
寺田寅彦 「火山の名について」
...但し『T夫人の意識は奥の方に微かに残っている』から私の愚見に因れば多少の Fiction は或はあり得ぬとは保障し難い...
土井晩翠 「小桜姫物語」
...單に此處で愚見を申上げた所が餘り面白味のないものでありますから...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...――で愚見によりますと鼻の発達は吾々人間が鼻汁(はな)をかむと申す微細なる行為の結果が自然と蓄積してかく著明なる現象を呈出したものでございます」「佯(いつわ)りのない愚見だ」とまた主人が寸評を挿入(そうにゅう)する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...今少しく愚見を陳して以て大方の是正を仰がんと欲す...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...彼(かの)歌に対する愚見を述べてそのしからざるを明かに致したく存候...
正岡子規 「人々に答ふ」
...で有ますから、愚見を述ますと、相場師などには、持てこいのお呪で、縁起をかつぐので無かと推察しますが、死だ老祖母から聽た事は、必ず記臆違ひなく、確信して居ます...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...私の愚見の彼の一生の傑作は不思議に鴈治郎を離れた場合の芸に多いといへると思ふ...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...鴈と離れた時に傑作を出したとの愚見が敢て独断ではないかと思ふ...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...以上各種の地震にともなう発光現象に関する愚見を記したが...
武者金吉 「地震なまず」
...愚見を申すならば...
吉川英治 「大谷刑部」
...愚見(ぐけん)をいってみれば...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「私の愚見を申しあげます...
吉川英治 「新・水滸伝」
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