...後刻電話をするつもりです...
...後刻お礼の手紙を出します...
...後刻詳細をお知らせいたします...
...私たちは後刻再度会議を開催しましょう...
...後刻の変更があれば連絡するよう言われました...
...『何れ後刻(あと)で緩(ゆつく)りお話しようと思つてあんしたつたども...
石川啄木 「足跡」
...『何れ後刻(あと)で緩くりお話しようと思つてあんしたつたども...
石川啄木 「足跡」
...また後刻お伺い致しまする」こう言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...「今は忙しいから、後刻面会を致す、いずれかへ無礼なきように御案内申しておけ」「委細、承知致しました」「水戸の山崎……お前は知っているか」権六は、少しく不安心になってきたものだから、後ろの席でこれも擬(まが)い勤番の木村に尋ねると、権六とは負けず劣らずの代物(しろもの)で、岡引(おかっぴき)を勤めていた男...
中里介山 「大菩薩峠」
...人に見られるのを恥かしがっては上達はしません」「それでは後刻お目にかけましょうが...
中里介山 「大菩薩峠」
...事の光景が、船中一同に呑込めない、追って後刻、七兵衛から説明されたらわかることに相違ないが、それだけでは、いかにも合点がなり難いことに思っていると、早くもマストの頂上に登りつめていた清澄の茂太郎が、高らかに歌い出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...後刻平次という御用聞を遣わしましょうと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後刻(のち)に學校で逢はうぜの約束...
樋口一葉 「たけくらべ」
...こんなもの! 後刻!(と言い放って門をくぐり奥へ走り去る)隊一 フーム...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...苦しい胸を休めてから後刻になって左大臣家へ行こうと思っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それがし、これより城中に入って、親しく二夫人の御前にまみえ、事の次第をお告げして、ご承諾をうけて参るほどに、まず曹操から下知(げち)をくだして、麓の軍勢を、この上より三十里外に退かせ給え」「では、その後で、かならず丞相の陣門へ、降服して参られるか」「きっと、出向く」「しからば、後刻」と、武士と武士のことばをつがえて、張遼は速やかに立ち去った...
吉川英治 「三国志」
...奇計を以てみな討ち取りましたからご安心下さるように」その日の後刻...
吉川英治 「三国志」
...首尾はいずれ後刻お沙汰します」費は本陣へ帰った...
吉川英治 「三国志」
...「おそらくは参内のご途上でしょうに、どうぞお列を先におやりください」「お辺(へん)はどちらへ」「されば二条の千種(ちぐさ)どのまで」「ほ、ほ」「じつはちと、世相、憂(うりょ)うべきものを感じまして、後刻には、殿(でん)ノ法印(ほういん)どのの許(もと)へも伺いたいとぞんじおりまする」「ならば、のちほどまた、ご一しょになるやも知れんな...
吉川英治 「私本太平記」
...……が、いずれ後刻、髪などなでさせて、お目通りに伺わせまする」「そうか」助右衛門の心を読んで、利家は、その場はよそに見て通った...
吉川英治 「新書太閤記」
...……後刻、成政どのを、御営所まで、お曳(ひ)きつれ下さるように」と、伝達して戻った...
吉川英治 「新書太閤記」
...後刻――』辻から二組にわかれて散った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...……ですから、父とも計らい、後刻、隙を見て、武蔵様をここへお連れ申して参りますゆえ、それまで、窮屈でもここに待っていて下さい」「ではきっと、これへ武蔵どのを、案内して来て下さるかの」「迎えの小舟から、武蔵様が上がりましたら、ひとまず、染屋の縁を借りて、家中どももご一緒に休息となりましょう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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