...後刻電話をするつもりです...
...後刻お礼の手紙を出します...
...後刻詳細をお知らせいたします...
...私たちは後刻再度会議を開催しましょう...
...後刻の変更があれば連絡するよう言われました...
...急用が出来たから、後刻行く、と云い残して、電話室を出ようとしたら、扉の前に女中が待っていて、「奥様に、是非、お目に掛りたいと仰しゃって、ご婦人の方が、おいでになりましたが」と云った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...縁がなかったらできないことだと思ってくださいよ」「縁がなければしかたがないですとも」世高は老婆と後刻を約して自分の家へ帰った...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...彼は後刻近くの彼女の宿を訪ねることを約束して別れたのであったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...ちょっと外出の急用があるのでまた後刻に……といいすて...
豊島与志雄 「立札」
...もっと委(くわ)しい話を聞かしてくれ」山崎譲は後刻を約して...
中里介山 「大菩薩峠」
...「こちらから御挨拶に出ねばなりませぬところを、斯様(かよう)な結構な下され物、なんとお礼を申し上げましてよろしいやら……ともかく、有難く頂戴いたしまする、後刻、改めて御礼に……」老女は詮方(せんかた)なしにこう挨拶して、筑前守の奥方からの贈り物を受けました...
中里介山 「大菩薩峠」
...腹(はら)も立(た)たずか言譯(いひわけ)しながら後刻(のち)に後刻(のち)にと行過(ゆきすぎ)るあとを...
樋口一葉 「にごりえ」
...張飛はこの雲長が召捕って、後刻、太守の県城へまで送り届けん...
吉川英治 「三国志」
...首尾はいずれ後刻お沙汰します」費は本陣へ帰った...
吉川英治 「三国志」
...北ノ探題仲時の側役で「――仲時どのが、庁の茶座敷でお待ち申しあげておりますゆえ、後刻でも、ちょっとお寄りを」との伝言だった...
吉川英治 「私本太平記」
...ごくろう」「どこにも異状はありませぬか」「かくべつ」「では後刻(ごこく)に……」黙礼(もくれい)して左右にわかれる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...残党狩りの一組は、部将の山部主税が、やむを得ぬ容子(ようす)のもとに、「然らば、後刻もう一度、沙汰に及ぶであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...……後刻、成政どのを、御営所まで、お曳(ひ)きつれ下さるように」と、伝達して戻った...
吉川英治 「新書太閤記」
...あらためて、いずれ後刻」と、客側は、朱貴にみちびかれて、一応、客廊を渡って客舎の棟(むね)へひきしりぞく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『後刻』と云い残して...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...後刻――』辻から二組にわかれて散った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――お答えは後刻にと...
吉川英治 「源頼朝」
...「――では後刻」灰屋の門内へ入りかけると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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