...言はば座興だもの...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...こういう座興の戯れが折角実業界へ飛込もうとするマジメな希望をどれほど妨げたかは解らなかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...秋・女人訓戒・座興に非ず・デカダン抗議」「俗天使」「花燭」昭和十四年五月に「愛と美について」さうして...
太宰治 「『老ハイデルベルヒ』序」
...もともと座興ではじめた仕事ではなかった...
太宰治 「座興に非ず」
...いや/\これは座興なるぞ...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...たとえば昔からわが国でも座興として行なわれる影人形や...
寺田寅彦 「映画芸術」
...座興(ざきよう)が加(くわ)はつて来(き)た...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...其の折の座興に過きず...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...本来座興的にそんな話はあってもものにはなるまいと誰も彼も見ていたのに...
中里介山 「生前身後の事」
...こういう酒席の座興のような話を...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...自分は父がなぜ座興とは云いながら...
夏目漱石 「行人」
...ほんの座興だったのさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お座敷の座興に逆立ちさせられる芸子(げいこ)もあれば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...新国劇の明治座興行のとき...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...他には座興にもならぬこんな話に相槌を打つて呉れさうなものはなかつた...
正宗白鳥 「假面」
...」姑や定吉は座興のやうに聞き流して笑つてゐたが...
正宗白鳥 「玉の輿」
...座興ならいいでしょうが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...また客の座興にもしてやろうと...
吉川英治 「三国志」
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