例文・使い方一覧でみる「常々」の意味
スポンサーリンク...常々最も順風を願ふ... 
太宰治 「津軽」
...常々彼が此問題について言つた言葉が...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...」「私もシップスを常々...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...矢張り隣人座談会へ常々出席の諸君の評議によって裁断して貰うのがよろしいと思う...
中里介山 「生前身後の事」
...与八は知って置きたいという常々の願望を...
中里介山 「大菩薩峠」
...といったような暗示も常々与えてあるのですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...常々（つね／＼）大切（たいせつ）がりて床（とこ）の間（ま）にお据（す）へなされし瀬戸物（せともの）の大黒樣（たいこくさま）をば...
樋口一葉 「たけくらべ」
...常々彼はＦの趣味におもねつて...
牧野信一 「或る五月の朝の話」
...常々便宜をはかつて呉れ...
牧野信一 「自烈亭」
...常々憧れてゐる文化的生活を営まうなどゝ思つた...
牧野信一 「蝉」
...常々健康をお案じしておるものですから」「嘘をいえ」と...
吉川英治 「三国志」
...常々鼓舞してやまぬお師のお心の底を...
吉川英治 「私本太平記」
...そちは摂津の住吉で名も具足師の柳斎と変え、都の情勢を窺（うかが）ッては、それを弟の直義（ただよし）へ、常々、知らせてくれていたが、その都度（つど）の便りは、この高氏も見ておったぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...中宮（皇后）の常々召される青い檳榔（びんろう）の糸毛車（いとげぐるま）なので...
吉川英治 「私本太平記」
...弟の成政から、常々、それとなく噂も聞いていたからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...常々の無事と小さな家計に狎（な）れて年のわりに萎（しな）びているその眼もとへ現わし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...なんでも知らない顔をしながら、なんでも知っているこの酔客様は、途中でこんにゃくのようになって、妓（おんな）たちを手古（てこ）ずらせていたが、その寒巌枯骨ともいえるような細ッこい老躯の中には、なかなか利（き）かない気性が潜（ひそ）んでいるらしく、さっき白紙の返書を遣（よ）こしたり、あちらの別室で、吉野太夫を独占して、得意げに遊んでいるらしい烏丸光広卿などの一座に対して、（青くさい公達輩（きんだちばら）が、なんの猪口才（ちょこざい）な――）と、常々の剛毅が、酒に交じって、胸でむらむらしていることも事実であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...常々聞かされていたことである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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