...氣を變へようとして席を立つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...義雄が自分の席を立つて各席をまはつた時...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...お土産をそこへ出す積りで席を立つた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...児玉氏はづかづかと席を立つて大道氏の前へ往つて顎を突き出した...
薄田泣菫 「茶話」
...がそのとき彼女はつと席を立つと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...奏楽中にがたがた席を立つ人が続々出て来た...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...終つてから席を立つて...
徳田秋聲 「ある夜」
...ここに席を立つ者がある...
夏目漱石 「三四郎」
...後(おく)れて席を立つにしても...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...彼らの早く席を立つ事を祈った...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...盆に載せた土鍋と茶碗を持って席を立つ前...
夏目漱石 「道草」
...間もなく一人が決心したやうに席を立つと...
原民喜 「奇蹟」
...それとなく席を立つと酒棚などを験べる風にキヨロ/\したりしながら妙な白を切つて...
牧野信一 「街角」
...かなり酔心地で席を立つと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...主人は何か思ひ附いたやうに、席を立つた...
森鴎外 「金貨」
...うまく席を立つ機をつかんで別れた...
吉川英治 「三国志」
...席を立つ者はいなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...一決して、すぐ各席を立つ...
吉川英治 「新書太閤記」
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