...小景とは云ふべからず...
大町桂月 「遊羽雜感」
...小景今日は馬鹿に寒い...
千家元麿 「自分は見た」
...一九)小景爽やかな夕方の往來で自分は都會から歸つて來る勞働者を迎へる二人づゝ...
千家元麿 「自分は見た」
...両国共通の言語でちょっとこんな判じ物みたいな小景(スナップ)が出来るくらいだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...扇頭の小景だといつてしまふことの出来ないあるものを持つてゐる...
田山録弥 「あちこちの渓谷」
...小天(おあま)の湯(ゆ)などの小景がある...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...清新なる田園の小景...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その小景にこころ惹(ひ)かれ...
原民喜 「秋日記」
...これも八ヶ岳山麓の月のある夕の小景で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...しかし眼前の小景や日常茶飯事を詠む許りが歌の能でもあるまい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...峯々の胡粉の桜剥落に傾く渓の雨の朝かなこれも塩原の朝の小景...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...冬も来て青き蟷螂きりぎりす炉をめぐりなばをかしからまし斯ういふ歌は目前の小景の写生などより一般読者には余程難有い作でなければならない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...まだ無名の詩人だつた室生犀星の「小景異情」といふ詩を見出し...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...しかし余は大景を捨てて小景を画けといふに非ず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...「船中」と「同窓」は中途で厭になつて止(や)めたのを後に加筆稿了し「楡の樹蔭」はその頃の日記の中から拾ひ集めた彼地の夏の小景を敍したものでこれだけは新しく書いたと云ふ方が適當かもしれない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...就中「小景異情」最も古く...
室生犀星 「抒情小曲集」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...明治三十年代の初め小島烏水氏の「扇頭小景」なる書物が出版せられた頃は...
吉江喬松 「山岳美觀」
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