...爾雅には、当時使われていた漢字の字義や用法が載っている...
...辞書には漢字の字義だけでなく、旁註もあります...
...字義をもって論ずると月下氷人でない...
泉鏡花 「婦系図」
...麻(あさ)も紵(を)も字義(じぎ)はおなじく布(ぬの)に織(おる)べき料(れう)の糸をいふ也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...それを字義通りに大切にするために佛が滅せられた年の七月に大迦葉が五百の仏弟子を集めて一切経を結集したのであります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...なかには一つ打つごとに情欲といっていいくらいに――字義どおりに情欲といっていいくらい...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...字義通りに月評たらしめよ...
豊島与志雄 「月評をして」
...字義通りに月評たるべきであるから...
豊島与志雄 「月評をして」
...之を字義通りに解釈すると...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...文字の字義とは関係なく...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...心理上において同字義に解釈される...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...字義通りに彼女は瘠せ衰えて...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...彼は字義どおり立ち往生した...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ただ字義を説くにあらず...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...凡そ字義からは忖度の出来ぬ...
牧野信一 「月あかり」
...しかしこれは無限とかコンドルセエ氏の字義での不定限とかとは非常に違うものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ともにその字義から見ると天然の力ばかり強く人の棲息(せいそく)には向きそうもなかったらしく思われるが...
柳田國男 「地名の研究」
...漢字の字義に拘泥した手数を掛けて...
柳田國男 「地名の研究」
...字義どおり「拾う」のであって...
山本周五郎 「青べか物語」
...「八寒嘯」の字義を気にかけるなどは少しおかしいが...
吉川英治 「八寒道中」
便利!手書き漢字入力検索