...在来の経験に因りて見る処のそれらの者は果していかむ...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...疾病(しつぺい)等あらゆる恐るべき熟字は皆婚姻のあるに因りて生ずる処の結果ならずや...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...吾人人類が因りてもて生命を存すべき愛なるものは...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...御刀に因りて生りませる神なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...物實(ものざね)我が物に因りて成りませり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...夜は來れり其命に因りて休むを善しとせむ』テラモーニオス・アイアース其時答へて彼に曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...神女ヘーレーの惠に因り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...口腹の好みに因りてわが心慰むべしと曰ふ勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...今帝國文學會及び反省雜誌社の許諾に因りて茲に轉載するを得たり...
土井晩翠 「天地有情」
...今は一友人の厚意に因り其所有の借舍...
土井晩翠 「「晩翠放談」自序」
...こは甚だしく髷(まげ)の大形(おおがた)なるを好みしこの時代一般の風俗に基因したるものにして決して画家一個人の企てに因りたるものとはいひがたし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...是發動力に因りて飛跳の勢を生ずるを言ふ...
西周 「尚白箚記」
...リ→促音(「因りて」がヨテ...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...是れ禍に因りて福と爲し...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...とかく利慾のために心が濁ってしまうのに因りましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...而も詩人に因りて眠れる心を覚まし...
山路愛山 「詩人論」
...彼の自ら記す所に因りて之を按ずるに文化三年六月には外史を草して既に織田氏に及べり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...彼が心血の塊たる外史は松平定信に因りて其有用の著なることを証せられたり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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