...彼は偽善性のある人間だと思う...
...偽善性があるから、信用できない...
...彼の行動には偽善性を感じる...
...偽善性のある発言は避けた方がいい...
...偽善性のない人間になるために、努力することが大切だ...
...何故と云ふに、東國と西國とを論せず、眞宗の傳播の仕方は餘程外の宗旨と違て居る所がある、他の宗旨で云へば、一人の名僧が足に任せて數箇國を行脚して、數多の歸依者改宗者を作ると云ふ順序になるのであるが、眞宗にありては右の如く諸國を遍歴する僧侶の全く無いではないが、甚僅少である、鎌倉時代に於ける眞宗は、潮の押寄せる樣に、洪水の氾濫する樣に、連續性を以て將棊倒しに傳播したもので、若干の個人が奔走した結果のみではない、他の宗旨から改宗した僧侶は、妻帶して其寺に居直つて、財産を私有にして動かない、俗人の改宗したものは、私宅を變じて寺としたとは云ふものゝ、今日で謂ふ説教所を開始したので、其寺號は數十年、若くは數百年の後に、始めて本願寺から許可になつたものである、故に斯かる俗人の説教所開始以後も、以前と同樣俗事に忙はしく鞅掌したのみならず、僧侶にして改宗した連中も以前より一層深く、而かも公然俗事の間に沒入し、中々遠國などへ布教に出かける餘裕はない、斯樣の次第であるから、眞宗では同一の僧侶の手で數個の寺が開かれた例が甚乏しく、從ひて布教の徑路を探ぐることが困難である、けれども今其等少數者の場合につきて考へると、關東に眞宗を流布せしめたのは、開祖親鸞の外、其弟子と稱する眞佛、了智、教名、明光、親鸞の孫唯善、其外明空、性信、西念、唯信、教念、善性、了海等である、中にも眞佛の一派は最盛に東國に布教した而して其基線より更に東北に進んだ眞宗僧には、陸奧に入つたものに前に擧げた性信や親鸞の弟子の是信房や、無爲信などゝいふ者があり、出羽の方へは淨土、禪と同樣越後からはいつて、明法や源海などゝいふ人があつた、しかしながら眞宗は禪宗ほど北陸に侵入はしなかつたのである...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...竜蛇を兇物とばかり見ず善性瑞相ありとした例も多く...
南方熊楠 「十二支考」
...古ギリシアの善性竜王(ドラコンテス)同様...
南方熊楠 「十二支考」
...半ばは馬が人を助くる善性...
南方熊楠 「十二支考」
...彼は自然の善性を信じているから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人間は自然の善性にかえり...
矢部貞治 「政治学入門」
...彼は善性をあらわした...
吉川英治 「三国志」
...鬼の耳は、相手の善性など、受けつけたくない...
吉川英治 「私本太平記」
...法師武者の善性坊がそれへ直ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...善性坊がひとみを俯(ふ)せると...
吉川英治 「新書太閤記」
...善性坊は、いよいよ躍起となって、「わけを申せ...
吉川英治 「新書太閤記」
...――聞け、善性坊、汝をはじめ、同腹の浅井七郎右衛門、同じく玄蕃(げんば)、三田村右衛門大夫などの徒は、決して、主君浅井長政の命によって、わしの留守城を襲撃したわけではあるまいが」「ばッ、ばかなッ」善性坊も、一笑を返して、「主君の命なくして戦うものがあろうか、主人長政のおさしずによって戦ったのだ」「いや、そうでない...
吉川英治 「新書太閤記」
...善性坊の首を刎(は)ねて...
吉川英治 「新書太閤記」
...彦右衛門」「はッ」「宮部善性坊が身は...
吉川英治 「新書太閤記」
...捕虜(とりこ)の善性坊はどうしておるな」「なすこともなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...占領地を宮部善性坊(みやべぜんしょうぼう)...
吉川英治 「新書太閤記」
...やはり善性がある者と見ておる...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...世間のなかの――それが神だともいえる――善性(ぜんしょう)の人の加護があるであろう」昨日(きのう)から迷(はぐ)れかけた――いや...
吉川英治 「宮本武蔵」
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