...いくら子供だって……」とジグスは呆れ顔になり「あのよぼよぼ博士はもちろんのこと...
海野十三 「火星探険」
...俺はそんなヘマなことはやらないや」ペンはますます呆れ顔だった...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...「これは……」と戸沢名刑事は帆村の方を呆れ顔で眺めてから...
海野十三 「獏鸚」
...また主人も作るという風で周囲の他の人々は呆れ顔をしていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...呆れ顔をした番頭を尻目にかけ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...金十郎が呆れ顔でつぶやいた...
久生十蘭 「奥の海」
...いささか呆れ顔で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...呆れ顔の新九郎へ...
吉川英治 「剣難女難」
...偉いことをしでかして来おったな」と、呆れ顔に、呻(うめ)いてばかりいたが、元来、幼少から兄弟中でいちばん可愛がっている曹操のことなので、「どうかしてくれって、どうすればよいのじゃ」と、叱言(こごと)も出なかった...
吉川英治 「三国志」
...又右衛門は呆れ顔に...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして信長の姿を、信長と知ると皆、「あれが今、軍(いくさ)しに行くお人か」と、呆れ顔した...
吉川英治 「新書太閤記」
...呆れ顔から吐息をもらしていると...
吉川英治 「新書太閤記」
...同じ頭脳(あたま)をもちながら、どこからそんな鬼謀(きぼう)と鋭い神算がひらめくものかと、自分の頭脳(あたま)とくらべて、呆れ顔であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...鞍馬寺の牛若でございますな」「ウム」範綱(のりつな)も呆れ顔であった...
吉川英治 「親鸞」
...――それには、生が手ごろの乗料とぞんじますので」二頼朝は、やや呆れ顔した...
吉川英治 「源頼朝」
...「胆太い無心をいうやつ」呆れ顔が...
吉川英治 「源頼朝」
...昔なじんだ女子(おなご)に」呆れ顔する二人に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...呆れ顔を見あわせた...
吉川英治 「山浦清麿」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??