...何しろ名うての命知らずのことだから...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...米国で名うての首歌妓(プリマドンナ)だが...
薄田泣菫 「茶話」
...馬車が維也納でも名うての汚い町へ入つて来ると...
薄田泣菫 「茶話」
...名うての荒武者伊達政宗に會つた...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...そのころ名うてのとりあげ婆さんにも見はなされて東桂さんといふ漢方の先生にきてもらつたが...
中勘助 「銀の匙」
...この四人はみな名うての者です...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし家は剣道で名うての男谷(おたに)の家...
中里介山 「大菩薩峠」
...本銀町(ほんしろがねちょう)でも名うての堅い人間で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...新潟の花街(さかりば)で名うての...
長谷川時雨 「市川九女八」
...ちと遠出をして名うての旗亭で...
長谷川伸 「奇術考案業」
...友田もこの町では名うての顔役じゃ...
火野葦平 「花と龍」
...名うての哥薩克連は誰も彼もさういふ噂話を耳にすると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ノーベルは名うての化学者だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...軽業のお初――名うての女賊だけあって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あの名うて艶事師(ぬれごとし)の? いえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...この界隈でも一といわれる名うての大百姓で御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...名うてな日本左衛門とて...
吉川英治 「江戸三国志」
...名うてな道楽者がおりました...
吉川英治 「新・水滸伝」
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