...世人は同氏を和製のシャーロック・ホームズとまで讃嘆している...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...さっそく同氏に電話をかけて...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...同氏は永く会のために尽力されました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...訳文も同氏の手になる...
知里真志保 「あの世の入口」
...それにもかかわらず自分は同氏の住み家やその居室を少なくとも一度は見たことがあるような錯覚を年来もちつづけて来た...
寺田寅彦 「俳諧瑣談」
...同氏には一種文壇的とも云うべき或るニュアンスがある...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...出版の方も同氏が一肌ぬいで呉れることになり...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...土井家の方は、幸い御当主の友人増谷麟氏の紹介を得ることが出来、同氏を通じて、土井家に雪華の版下が残っていること、其の他手稿などもあることを知ったが、まだ訪ねる機会がないので、この方は後日に譲ることとする...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...これに次(つぎ)て同氏と議論を闘わした有名な裁判官スチーブン氏の「自由...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...決心動かしがたしと見えたれば妾も否(いな)み兼ねて終(つい)に同氏の手荷物となし...
福田英子 「妾の半生涯」
...同氏は頭の切れる記者でもあり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...同氏は米国の大富豪で知られ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...同氏の妹さんが親友じゃなかったですか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...これを露国の同氏に紹介した...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...必ず後嗣亡(な)しと(同氏の『グジャラット民俗記』一四〇頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...(前同氏談)一道に達した人だから大抵の事はわかったのであろう...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...結局同氏は態々(わざわざ)仏国に渡りて件の肖像画を描きし画工を伴い来り...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...体量二十貫の同氏の全身を縦横上下に水車(みずぐるま)の如く振り廻しつつ引き離そうとするので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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