...可成ナポレオンらしく聞えるやうな威嚴を以て...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...可成(なるべく)散らかさない様に気を付ける...
石川啄木 「葬列」
...実は可成気拙いものになっていた...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...可成りの大さありて...
大町桂月 「妙義山の五日」
...不消化の部分が可成残って...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...可成り遊戯的であって...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...可成(かなり)質の違わぬものを買い集めたものであったが...
中里介山 「生前身後の事」
...もう可成(かなり)疲れた私達は...
中島敦 「虎狩」
...それに可成(かな)りな藝術味を加へて...
南部修太郎 「探偵小説の魅力」
...村役場の建物は床の間などに可成古い跡が殘つてゐるが...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...可成り足早に歩いてゐた...
牧野信一 「失題」
...頭上の空を鳴き渡る鴉のやうに可成り長く笑ふのであつたが...
牧野信一 「病状」
...――エヘン、/\、と云ひながら、僕はたゞ笑つてゐるばかりだつたが、可成り困つて、胸がいやにドキ/\してならなかつた...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...称念寺と称へる可成巨きな寺院があつた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...「お待たせいたした」主(あるじ)の森可成(もりよしなり)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...森三左衛門可成(よしなり)...
吉川英治 「新書太閤記」
...討死した信治(のぶはる)や森可成(よしなり)や道家(どうけ)清十郎などの血も乾いておるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...森三左衛門可成(よしなり)をここに亡(うしな)った蘭丸(らんまる)であった...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索