...到底確乎たる判断を下す能わざる場合に於ては...
高木敏雄 「比較神話学」
...また判断を下すにあたってさらに大きな健全性と叡智とが存しないと看做されているのであります...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...判断を下すことを差し控えるべきであることを想起するということに依存するところの仕方で...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...しかし科学者としては事がらの可能不可能や蓋然性(がいぜんせい)の多少を既成科学の系統に照らして妥当に判断を下すほかはないので...
寺田寅彦 「案内者」
...この二十四時間に捜しあてなければ愚鈍なる陪審官達はいよいよ有罪の判断を下すであろうという心細い宣告を下されるのである...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...運動乃至静止に関して一定の客観的に妥当する経験判断を下すことは不可能となるであろう...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...それは文献学的な判断を下すことが出来る...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...学位は辞退し得べしとの判断を下すべき余地あるにもかかわらず...
夏目漱石 「博士問題の成行」
...知らぬ人に対しても相当の考えを立て判断を下すこともできようが...
新渡戸稲造 「自警録」
...須(すべから)く感情を避(さ)け冷静に是非曲直(ぜひきょくちょく)の判断を下すを要する...
新渡戸稲造 「自警録」
...伯父さんはほんとうにこのアメリカからでは事柄に十分な判断を下すことは無理です...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...第三の役所やさらにそのほかの役所も同じような判断を下すとは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...判断を下すことは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...自分自身の疲れ以外の何かについて正しい判断を下すことはむずかしかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ある単一の事象についての判断を下すために...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ある人の同一性に関して判断を下す際に...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...君はその中からどれだけの判断を下すか知らないが...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...自分では鑑別し得る量見(りょうけん)でもまだ社会の経験が足りないから到底確実な判断を下す事が出来ません...
村井弦斎 「食道楽」
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