...彼は兀然とした態度で立ち去った...
...兀然とした表情で待っていた...
...その兀然とした姿勢が彼の自信を表していた...
...彼女の兀然とした態度に、周りの人たちは圧倒された...
...兀然とした雰囲気が部屋を支配していた...
...兀然(ごつぜん)として仏壇に向ひて鉦(かね)叩き経誦(よ)める後姿...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...余は此の如き場合の經驗を有して居らぬので只兀然として女のいふことを聞いて居るのである...
長塚節 「佐渡が島」
...葦の茂りを後にするとそれから續いた長い磯が見え出して遙かに猫の耳のやうな二つの山が兀然として聳えて居る...
長塚節 「佐渡が島」
...兀然(こつぜん)と立ちそびえている塔が見えた...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...遥かの空に白雲とのみ見つるが上に兀然(こつぜん)として現われ出でたる富士ここからもなお三千仞はあるべしと思うに更にその影を幾許の深さに沈めてささ波にちぢめよせられたるまたなくおかし...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...兀然(こつぜん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
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