...Kは華族の令嬢と結婚出来るものと信じて疑わない...
犬田卯 「沼畔小話集」
...決して遠き将来で無いと我輩深く信じて疑わないのである...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...という事を固く信じて疑わないような所謂誠意をおもてにあらわし...
太宰治 「人間失格」
...善と信じて疑わないなら...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...学芸にかけての日本人の頭が少しでも欧米文化国民のそれに劣らないものだと信じて疑わないものである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...自分の天分以上のものは無いと信じて疑わない...
中里介山 「大菩薩峠」
...物があらば必ず突き留め得るものと信じて疑わないところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は今でも衷心(ちゅうしん)から敬愛していると固く信じて疑わないのであります...
夏目漱石 「行人」
...僕はそうと信じて疑わないが――彼がそれを埋めるときに誰かに手伝ってもらったことは明らかだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...東西南北のお客を熱海に吸い寄せることができると信じて疑わない...
牧野富太郎 「寒桜の話」
...それゆえ私は独身生活は最も大なる罪悪だと信じて疑わない...
牧野富太郎 「植物記」
...それを固く信じて疑わないとともに...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...私は自分の五官の働きを信じて疑わない...
宮本百合子 「大いなるもの」
...私は量よりも質が二つの窯場の運命を決するのを信じて疑わない...
柳宗悦 「小鹿田窯への懸念」
...その結果は他日必ず幾通りにも利用し得ることを信じて疑わない...
柳田國男 「地名の研究」
...いずれにしても小生はこの噂の実現の真実性を信じて疑わないのであります...
夢野久作 「暗黒公使」
...絶対な味方と信じて疑わないのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...誰とて信じて疑わない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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