...家に帰りて十余日...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...そうしてその三百六十余日の歳月とても...
中里介山 「大菩薩峠」
...大雪のためサルトレーキに途中下車して十余日滞在する...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...二十余日を経て五尺ばかりの大幅(たいふく)見事に出来上りたるつもりにて得々として帰り直(ただち)に浅井氏に示す...
正岡子規 「墨汁一滴」
...京の街に住むこと二十余日にして...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...家居して療養すること四十余日に至る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十余日にして帰る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...千余日の日数が孫次郎の場合にはただ...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...こうして十余日、二人は押籠めの日を送ってきたのだが、いっしょに寝起きをしてみると、清七は手に負えない乱暴者どころか、極めて温和(おとな)しい小心者であり、愚かしいほど善良だということがわかった...
山本周五郎 「さぶ」
...ちょっと考えられませんな」あれから二十余日も経っているし...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...淵辺の道場を出てから二十余日...
山本周五郎 「花も刀も」
...僅か二十余日でどん詰りまで来た...
山本周五郎 「花も刀も」
...五十余日のあいだに十回も逢い...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...十余日まえより風邪ぎみにて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...断食三十余日めにこれを書す...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...寛文六年に国老となってからすでに五年余日経っているが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そのお蔭で、自分達夫婦も昭和三年の五月より六月に亘つて、四十余日の間、南北満洲と蒙古の一部とを旅行する幸ひを得た...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...わずか四十余日の後には...
吉川英治 「新書太閤記」
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