...巧に利用した企てなのである...
石川欣一 「可愛い山」
...わざわざこうして用もない不案内な廃村を訪ねてゆく自分の酔狂な企てを振り返ってみると...
伊藤野枝 「転機」
...ルパンならでは何人も企て及ばぬ驚天動地の大欺瞞(だいぎまん)があったのだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...科学全般を専ら科学の方法自身によって規定しようと企てなければならなかった動機も亦...
戸坂潤 「科学論」
...全く無意味な企てなのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...凡そ意味ない企てだろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...日本主義と自由主義との若干の批判を企て...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...本尊を盗み出す――企てのあることを覚(さと)って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...忠實なる寫生を企てたるものゝ少からぬことを始めて知りぬ...
原勝郎 「貢院の春」
...ソレを分捕(ぶんど)りしようと云うことを企てゝ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...盛国の思いついたこの企て...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...立派な旅人がそんなあぶないことを企てて...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...それを使用変更しようと企てる者の言い分との間には...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一体いくつのときに彼はその大事を企てたか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...随分無鉄砲な事を企てたものである...
柳宗悦 「四十年の回想」
...負けた者は復讎を企てる...
與謝野寛 「南洋館」
...魏へ進攻する策を企てた...
吉川英治 「三国志」
...インカは前と同じようにそういう企てのあり得べからざることを弁明したが...
和辻哲郎 「鎖国」
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