...さうして新しく赴任する日本の文化が最も多く彼の心をひいてゐるやうに見えた...
阿部次郎 「帰来」
...その往くところに任するときは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...関東軍に転任することとなった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...批評も小説も新躰詩も何でも巧者(じやうず)で某新聞に文芸欄を担任する荒尾(あらを)角也(かくなり)...
内田魯庵 「犬物語」
...明後日の東洋丸で帰任することになっている...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...――生死去来は生死去来に任す――どうやらこゝまで達したやうである...
種田山頭火 「行乞記」
...突然人の奪い去るに任すに忍びようか...
田山花袋 「蒲団」
...だが吾々はそのような感官の位置に就いては問題を感覚生理学か解剖学に一任することにしよう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...又之れを控制せむと勉めたるは既に斯くの如し故に其信任する所の人物も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼は深く安南王の信任する所となりしが...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私は学務課長で転任するなら文部省である...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...聘せられてその講座を担任することとなった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...野中の掃溜(はきだめ)へ捨て鶏犬の啄(つつ)き(くら)うに任すと書いた...
南方熊楠 「十二支考」
...遺言に身を任するか...
宮崎湖処子 「空屋」
...自然に其運行に任すべきか...
山路愛山 「英雄論」
...国目付が江戸へ帰任する途中...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そしてその一半の罪は自分にあるような責任すら覚えるのだった...
吉川英治 「上杉謙信」
...遂に宣教師の追放に関しては内裏に一任するという返書を書かしめるに至った...
和辻哲郎 「鎖国」
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