...彼は人倫を重んじて行動している...
...人倫に反する行為は許されない...
...人倫にかなった人生を送りたい...
...人倫の尊重が社会の基盤になっている...
...人倫に反する考え方には同意できない...
...人倫とはいい難しとまで京山が罵るのは決して穏やかでない...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...実際世間で純粋な芸術が人倫に廃頽的(はいたいてき)効果を与えるといって攻撃する人たちのいう事も無理でないと思われて来る...
寺田寅彦 「自画像」
...邪宗并に仏法の事人倫を廃せる仏法といえども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...人倫の嘲笑には馴れ過ぎているからかも知れない...
外村繁 「澪標」
...しかし人倫(じんりん)の道は正しいに越した事はない...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...天地風雨の事より人倫上の事爲まで...
西周 「尚白箚記」
...そのがつしりした鉄のやうな腕は、すべての不健全なもの、非人倫的なもの、神秘的なもの、病感的なもの(もちろんその中には私の詩にみるやうな哲学も含んで居る)及び人生の幸福に有害なる一切の感情を弾きとばすことに熱して居る...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...神との共同は人倫的共同において實を結ぶ...
波多野精一 「時と永遠」
...ここに人といふのは人倫的共同において人格としての資格を保つものである...
波多野精一 「時と永遠」
...人間的主體も文化的乃至人倫的主體として觀られぬ限り...
波多野精一 「時と永遠」
...この世のままなる人倫的關係はかの世においては滅びるであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...始めて夫婦の人倫を全うするを得べし...
福沢諭吉 「日本男子論」
...人倫の大礼だからなるべく厳格に式を行わねばならん...
村井弦斎 「食道楽」
...人倫もなお此のごとし...
横光利一 「旅愁」
...義と情とが人倫の全部ではありません...
吉川英治 「三国志」
...蛆虫とは」「人倫の道を知らぬやつは蛆虫にちがいなかろう...
吉川英治 「三国志」
...人倫の道をいまだ知らず行ない得ぬものにとって...
和辻哲郎 「孔子」
...一つの人倫的な組織にまで成長するためには...
和辻哲郎 「鎖国」
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