...この二人を互い違いに見詰めているうちに...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...互い違いに動かそうとすると...
田中英光 「オリンポスの果実」
...特徴のない平野に互い違いに広がっていました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...互い違いに起る普通の会話はけっして聴かれなかった...
夏目漱石 「明暗」
...「その足跡は一つ一つ互い違いについているが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足を互い違いに出したり引っこめたりしてやがるのさ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...なお妾と互い違いに臥(ふ)して妾の両足(りょうそく)をば自分の両腋下(えきか)に夾(はさ)み...
福田英子 「妾の半生涯」
...また節に一本ずつ互い違いに多い場合は三...
牧野富太郎 「植物記」
...ちょうど素麺(そうめん)位な鉄線を長さ一尺五寸位ずつ七本に剪(き)ってあの図を側へ置きながら小さな擂木(すりこぎ)の頭で互い違いに鉄線の中ほどを円(まる)く曲げて手元の方を寄せて固く巻いてあの図の通りにすれば少しもむずかしい事はありません」玉江嬢「それではカステラ鍋やテンピも田舎で出来ましょうか」お登和嬢「出来ますとも...
村井弦斎 「食道楽」
...つまり氷と摩擦させるのですから左と右へ互い違いに廻しても構いません...
村井弦斎 「食道楽」
...血走った眼を互い違いにシカメつつ流れ込む汗に眩(くら)まされまいとしている真剣な努力が見物人によくわかった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...双方の壮士が互い違いに坐っているので互いに肩臂(かたひじ)を張って睨み合ったまま...
夢野久作 「近世快人伝」
...涯てしもない虚空の中で互い違いに波打って狂いまわる恐ろしさに...
夢野久作 「少女地獄」
...そこでは夥しい数の方形の粘板岩や円盤状プレートや五芒星形が互い違いに折り重なっていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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