...祖国の防衛には両翼覆う防衛体制が必要だ...
...バスケットボールの試合で、彼は得点を両翼から挙げた...
...先生の授業によって、私たちの知識は両翼を伸ばした...
...航空機の両翼には機関砲が装備されている...
...彼女は美しい両翼を持つ蝶に例えられた...
...敵の両翼を包囲し騎兵をその背後に進め敵の主力を包囲殲滅(せんめつ)すべきことを強調し...
石原莞爾 「最終戦争論」
...同時に敵の両翼を包囲すべからず』と云っている...
石原莞爾 「戦争史大観」
...両翼の全長は一メートル半くらいもあり...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...最後の二章(第十三・第十四)の「左右両翼の主張」である...
戸坂潤 「読書法」
...われわれは西欧の両翼である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...両翼を真直に拡げて...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...いわば鉄の両翼をそなえたがようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...両翼をとりあげその住巷を追放せられて...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の解剖した両翼の方へその派の名前を結びつけて排列してみよう...
夏目漱石 「創作家の態度」
...細長い窓を幾つも持った赤煉瓦の建物の前には大理石のコリントス式円柱が列び、それが舞台の後方から左右に翼を張って、窓の間に、両翼の端に、また高い席から見ると建物の上に、イオニア海の蒼波がひろがって、その上にエトナが雪に蔽われて煙を噴いてる美しさは、近代劇場のいかなる背景も及ばないものである...
野上豊一郎 「エトナ」
...大庭園が両翼に広がり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...登るにつれて両翼に拡がった蔓のような真鍮の欄干の優雅な波が廻廊へと導くまま...
横光利一 「旅愁」
...伊丹を中心とする荒木村重の両翼だった...
吉川英治 「黒田如水」
...先頭の左右両翼に陣していた...
吉川英治 「三国志」
...各二万五千を両翼に分って...
吉川英治 「三国志」
...左右両翼の一つは...
吉川英治 「私本太平記」
...こう両翼の一致と...
吉川英治 「新書太閤記」
...両翼の兵を完全に駆使しないで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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