...「下民扱いをするなよ...
...「彼は下民のように振る舞っていた...
...「下民の生活を知っている人は多くない...
...「下民にも人権があるんだから...
...「下民の地位向上を目指して活動している...
...学識爵位を以て下民の尊敬を基督教に索(つな)がんとするもの...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...下民の苦を顧みず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...わしたちの遠くもない先祖たちは近隣の下民どもに対して生殺与奪の権を持っておったものじゃ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...御奉公の束縛なき下民(げみん)の気楽を羨(うらや)みいつとしもなく身をその群(むれ)に投じてここに早くも幾十年...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...「万民の上に位する者、おのれをつつしみ、品行を正しくし、驕者をいましめ、節倹をつとめ、職業に勤労して、人民の標準となり、下民らの勤労を、気の毒に思うようならでは、政令はおこなわれがたし、しかるに、草創のはじめに立ちながら、家屋をかざり、衣服をかざり、美妾をかかえ、蓄財をはかりなば、維新の功業は、とげられまじきなり...
蜷川新 「天皇」
...しかるにいま一時の術を用いて下民(かみん)を御(ぎょ)しその知徳の進むを待つとは...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...やむをえず最下民同然...
南方熊楠 「十二支考」
...下民は常に命運の薄きを嘆くより...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...)下民の異教を信じ乱を生じ候事は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...10115ただ淳樸な下民にはそれが分かっていて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...かれらは下民の子供だし...
山本周五郎 「菊千代抄」
...そのことでお噂(うわさ)を致しておりまするし」「領内の者が……なにか云っているのか」「そこはどうしても下民のことでございますから...
山本周五郎 「菊千代抄」
...下民に不平や恨みがあっても訴えるところがなく...
山本周五郎 「花も刀も」
...万太郎は下民の仲間入りをするのが大好きでな」権太夫は眉をひそめながら...
吉川英治 「江戸三国志」
...「つい昨日(きのう)は、諸国の大小名も、武士も、下民も、故太閤殿下の恩徳を称(たた)え、今日は、そのように、徳川内府ならでは、夜も日も明けぬというような――そんな軽薄な人心を――世態を――お許は憤(いきどお)ろしいとは感じないか」「わしは、怖ろしいと思う」「怖ろしいとは」「倦(う)む、すぐ、望む...
吉川英治 「大谷刑部」
...貴様のような下民(げみん)などが...
吉川英治 「三国志」
...――下民ハ虐(シイタ)ゲ得ルトモ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...下民(げみん)ども...
吉川英治 「親鸞」
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