...ランク 極上々です...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...家の中は倍も賑(にぎや)かになったようだね」長造は上々の御機嫌で...
海野十三 「空襲葬送曲」
...職長としては決して上々とはいえません...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...釣は逃避行の上々なるものだ...
種田山頭火 「其中日記」
...その男がこの件を片付けてくれるのなら上々...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...「上々」深雪は、小兎のように上り口へ、走り上って「姉様、上々」綱手が、微笑んで、廊下を先へ立った...
直木三十五 「南国太平記」
...上々の女っぷりだったんだそうだがな...
中里介山 「大菩薩峠」
...上々の首尾で立ち帰りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...折から花は眞つ盛り、日和は上々、向島の土手の上は人間で盛りこぼれ相で、川面(かはも)は遊山船(ゆさんぶね)で一杯、小僧の一人や二人が向島へ駈け出したところで、花見船を見付けることなどは思ひも寄りません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もしかすると君は本郷の方へ居るのではないかとも思ひそれだと上々...
原民喜 「書簡」
...お父さまも上々の御機嫌なのよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...あのひとの言ふやうな上々の首尾にいかなかつたら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...仕掛けは全て上々とか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...一枚位そちらでも使ってごらんになりましたか? 体をふくのに上々ですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼等の仲間だけでは頓馬(とんま)を極上々と...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...上々吉の花嫁御と...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...「上々首尾!」両使は...
吉川英治 「三国志」
...潮の色あい風都合も上々吉だ」自己の幸運を祝福する言葉とも聞こえる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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