例文・使い方一覧でみる「万朶」の意味

...紅葉の『色懺悔』は万朶（ばんだ）の花が一時に咲匂うて馥郁（ふくいく）たる花の香に息の塞（つま）るような感があったが... 紅葉の『色懺悔』は万朶の花が一時に咲匂うて馥郁たる花の香に息の塞るような感があったがの読み方
内田魯庵「硯友社の勃興と道程」

...その香（かんば）しきこと万朶（まんだ）の桜のごとく... その香しきこと万朶の桜のごとくの読み方
内村鑑三「基督信徒のなぐさめ」

...万朶（ばんだ）のさくらの花でも... 万朶のさくらの花でもの読み方
太宰治「古典風」

...上野公園の桜が万朶（ばんだ）の花をひらいて... 上野公園の桜が万朶の花をひらいての読み方
太宰治「惜別」

...遠くに見える桃畑の万朶（ばんだ）の花は霰（あられ）に似て... 遠くに見える桃畑の万朶の花は霰に似ての読み方
太宰治「竹青」

...隠沼のほとりに万朶の花が咲いて... 隠沼のほとりに万朶の花が咲いての読み方
太宰治「津軽」

...万朶（ばんだ）の花のごとく... 万朶の花のごとくの読み方
太宰治「めくら草紙」

...およそこの人生は万朶（ばんだ）の花咲き匂う... およそこの人生は万朶の花咲き匂うの読み方
正岡容「随筆　寄席風俗」

...枝頭万朶の春真盛りなる桜林の裏にこそ出でたれ... 枝頭万朶の春真盛りなる桜林の裏にこそ出でたれの読み方
正岡容「巣鴨菊」

...発為万朶桜... 発為万朶桜の読み方
三好十郎「斬られの仙太」

...発為万朶桜... 発為万朶桜の読み方
三好十郎「天狗外伝　斬られの仙太」

...ちょうど万朶（ばんだ）の雲を蹴ちらす日輪のようだった... ちょうど万朶の雲を蹴ちらす日輪のようだったの読み方
吉川英治「三国志」

...万朶（ばんだ）の花が一ぺんに開いたように翻（ひるがえ）った... 万朶の花が一ぺんに開いたように翻ったの読み方
吉川英治「三国志」

...花はこの老木からまえにもまして万朶（ばんだ）にたわわな精を咲かせた... 花はこの老木からまえにもまして万朶にたわわな精を咲かせたの読み方
吉川英治「私本太平記」

...万朶（ばんだ）の花を一すじに引いたように... 万朶の花を一すじに引いたようにの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...東なる仏国日本に万朶（ばんだ）の仏華（ぶつげ）を見るうえは... 東なる仏国日本に万朶の仏華を見るうえはの読み方
吉川英治「親鸞」

...万朶（ばんだ）の桜が... 万朶の桜がの読み方
吉川英治「親鸞」

...七宝万朶（ばんだ）の花となって誇り楽しめる栄耀（えよう）でなければならないはずだと考えた... 七宝万朶の花となって誇り楽しめる栄耀でなければならないはずだと考えたの読み方
吉川英治「親鸞」

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