...一頃、山へ行ったことがありますか?(過去の経験を尋ねる)...
...彼女は一頃、音楽をやっていました...
...最近は一頃に比べて、忙しくない...
...うちは一頃畑をやっていましたが、今はやめました...
...一頃、あのレストランに行ったら、とても美味しかった...
...一頃凝った鶯もいつの間にか飼わなくなった...
芥川龍之介 「老年」
...一頃のやうな貧乏はしなくともすみますから...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...一頃通りで非常に盛(さか)つた理髪店のマダムの面影が...
徳田秋声 「町の踊り場」
...一頃のように何か日常生活から隔離した特別な世界にぞくするものだとは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...農村問題最近の新聞紙では「失業問題」というテーマが一頃のようには頻繁に見当らない...
戸坂潤 「社会時評」
...少なくとも一頃は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...一頃は物質に関する文献や...
戸坂潤 「読書法」
...一頃(ひところ)は思い直してでき得るならば母の希望通り千代子を貰(もら)ってやりたいとも考えた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...一頃(ひところ)私はその近所に居たので...
萩原朔太郎 「宿命」
...その一頃の波脈々としてサワ立てるは...
宮崎湖処子 「空屋」
...一頃(ひところ)芸術の批評に口を出して...
森鴎外 「妄想」
...一頃(ひところ)は...
吉川英治 「脚」
...十か十一頃の時の話じゃよ」棟方与右衛門は...
吉川英治 「鬼」
...一頃の赤化運動とか...
吉川英治 「折々の記」
...ちょうど沢田正二郎君が新しい剣の味を舞台に見せてうけた風潮などと共に一頃非常に盛んだったわけです...
吉川英治 「小説のタネ」
...お心にもない一頃(ひところ)の戦には...
吉川英治 「新書太閤記」
...かれが一頃野望の爪を研(と)ぎぬいていた甲賀家の財宝は焼け尽し...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「どうしたものか?」一頃の頼朝の迅速ぶりと思いくらべて...
吉川英治 「源頼朝」
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