...そのとき彼はミチミのストッキングに小さい丸い破れ穴がポツンと明いていてそこから...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...灯が一つポツンとついていた...
海野十三 「深夜の市長」
...暗い雑木林の中にポツンと建っている...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...ポツンと向き合っている感じであった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...27.花咲く荒野の眞中にポツンと一つ農園が在る...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...その角の公孫樹(いちょう)の下に寂しい場所に似合わない公衆電話がポツンと立っている...
高見順 「如何なる星の下に」
...さらに離れてポツンと一つ店を出して置くなど...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ポツンと二つ墓も見えるが...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...そうしてテントから二間(けん)ほど離れた所に、月に照らされた真白な砂原の上に、ポツンと黒く、小さな犬か何かのように一人の少年がしゃがんだまま、じっと顔を俯(ふ)せて動かないでいる...
中島敦 「虎狩」
...田舎風にポツンポツンと家の間に灌木(かんぼく)が続いているので...
林芙美子 「清貧の書」
...青い海の向うにポツンとした島を見た...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...あんなところにポツンと一軒だけ建てたというのは……別荘というにしては...
久生十蘭 「肌色の月」
...例の大氷柱に、ポツンと載った、オードヴル、コーンチャウダー、あとはチーフ任せで松茸飯みたいなもの、バゞロア...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ポツンと部屋を照らすのはマッチの炎...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ポツンとした手紙ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あんなにポツンと切れたような章をなしてしまったのでしょうと思っていました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ほとんど半道以上も距離がある所にポツンと建っている一軒家です...
三好十郎 「樹氷」
......
夢野久作 「猟奇歌」
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