...なにもしやしないよ...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...もしや地底に異変がおこって...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...手をのばしてもしや本物のシャーロック・ホームズが側に居るかどうかを確かめた...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...もしやとお雪ちゃんは狼狽(ろうばい)しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...先方様(さきさま)は何とおっしゃいました」「それがね、たしかにあの方とは思いますけれども、もしやと思って、何とも申し上げないで帰って来ました」「それは、惜しいことをしました、何とか御挨拶(ごあいさつ)を申し上げてみればよかったのに」「御挨拶なら、いつでもできると思いましてね、実はそのおさむらいさんが、お代官所の役人様たちと一緒に、お救い米やら、救助方やらに骨を折っていらっしゃるので、ずいぶんお忙がしいようでしたから、ほんとうに御親切に、わたしを見かけて、あちらではお気がつきませんのですが、ただの焼出され人だと思って、お米を下さる、着物を下さる、この乾物(ひもの)も持って行けと、こんなに恵んで下さいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...忠太郎 (もしやと思い試みに)お婆さんは若い時に...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...」「ではね、あたしあなたを出してあげませうけれど、もしや、あたしをお騙しなさるのでしたら?」さう言つて、カテリーナは扉の前に立ちどまつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...電報でひどくうろたえていました」「もしや電報を見たのではありませんか」「ええ見ました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...溜息(ためいき)ひとつ洩らしもしやがらなかった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...もしやと思ってはっとした...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...もしやと思うと、私はまた胸さわぎした...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...もしやと思ったが気色(けしき)にはあらわさなかった...
室生犀星 「津の国人」
...「あの、それではもしや、(間(ま)、)体をどうか致されたのではござりますまいか...
森鴎外 「魔睡」
...もしや妾が何かの魔法で...
夢野久作 「白髪小僧」
...もしやと思っていました...
吉川英治 「新書太閤記」
...山家ばかりだのに」「もしや……裏方様の」石念(じゃくねん)が...
吉川英治 「親鸞」
...もしやあがり場に通じている右手のドアがあいているのではないかと見返ると...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...なんにもしやしないわ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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