例文・使い方一覧でみる「めばえ」の意味

...わが最初の記念の一つは既にその芽生（めばえ）を見せたり... わが最初の記念の一つは既にその芽生を見せたりの読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 森鴎外訳「即興詩人」

...屋根に生（お）ひたる芽生（めばえ）の楓（かえで）... 屋根に生ひたる芽生の楓の読み方
巌谷小波「こがね丸」

...コスモスの芽生（めばえ）には似てもつかない色々（いろん）な物を見せてくれる... コスモスの芽生には似てもつかない色々な物を見せてくれるの読み方
薄田泣菫「茶話」

...いつかまた芽生（めばえ）を伸（の）して... いつかまた芽生を伸しての読み方
薄田淳介「白羊宮」

...刈株（かりばね）の芽生（めばえ）を伸（の）して... 刈株の芽生を伸しての読み方
薄田淳介「白羊宮」

...芽生（めばえ）は日日（ひび）に羽（は）を伸（の）して... 芽生は日日に羽を伸しての読み方
薄田淳介「白羊宮」

...あすこの穴にぶち込めばええだ... あすこの穴にぶち込めばええだの読み方
太宰治「正義と微笑」

...島崎君は『芽生（めばえ）』の中に子供は自分の一部分であると書かれた... 島崎君は『芽生』の中に子供は自分の一部分であると書かれたの読み方
田山録弥「文壇一夕話」

...どうも見たところあまり勤めばえのする派手な役割とは思われない...
寺田寅彦「柿の種」

...まだ芽生（めばえ）のうちに押しつぶされて安土（あづち）の城が粉のようになって飛ぶ... まだ芽生のうちに押しつぶされて安土の城が粉のようになって飛ぶの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...鐵瓶（てつびん）の中（なか）さ徳利（とつくり）おしこめばえゝんだな... 鐵瓶の中さ徳利おしこめばえゝんだなの読み方
長塚節「土」

...これも実業家の芽生（めばえ）で... これも実業家の芽生での読み方
夏目漱石「吾輩は猫である」

...文三の眼より見る時はお勢は所謂女豪（じょごう）の萌芽（めばえ）だ... 文三の眼より見る時はお勢は所謂女豪の萌芽だの読み方
二葉亭四迷「浮雲」

...そこに春の草のめばえのように... そこに春の草のめばえのようにの読み方
ルイザ・メイ・オルコット　L. M. Alcott 水谷まさる訳「若草物語」

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