...烈しい日光や草いきれにもめげず...
芥川龍之介 「庭」
...寒さにも霜にもめげず...
有島武郎 「或る女」
...暑さにもめげずにぴんぴんしたものだ...
有島武郎 「かんかん虫」
...彼は暑さにもめげず大変いい機嫌だった...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...サッと血は天井にも欄間にもしぶいて、少年は二足三足よろめきましたが、さすがは名門の若君、重傷にもめげず、全身紅にそまりながらも刃を抜きあわせました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...中村さんは年にもめげず...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...澤山の島人達が寒さにもめげずに別莊のまはりに集つて...
南部修太郎 「死の接吻」
...御取次を願ひます」平次の聲は權勢にもめげず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石田家の庭に、わがもの顔にはびこっているアメリカの花どもは、雨にもめげず、風にもめげず、ダイナ颱風などはどこ吹く風といった顔で、五尺もある長い茎を振り振り、吹き折られもせずに凌いでしまった...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...再度の失敗にもめげず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...それでもめげずに...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...雪にもめげず満員である...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今日の雨にもめげずいゝ入りである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...打たれた音がこっちの耳に響いて来るほどの距離であるにもめげず...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...ただ小桜草という花ばかりは雪霜にもめげず年々花が咲いて今にその株が残って居る...
正岡子規 「病牀苦語」
...めげずたゆまずつきまとい...
山本周五郎 「百足ちがい」
...雪の中をめげずに忙(せわ)しそうに歩いています...
吉川英治 「江戸三国志」
...火傷の苦しみにもめげず...
吉川英治 「私本太平記」
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