...むごたらしい生死の争いが...
芥川龍之介 「偸盗」
...そのむごたらしい血まみれの首は...
芥川龍之介 「報恩記」
...すぐ口じりにむごたらしい皮肉な微笑をたたえた...
有島武郎 「或る女」
...そんなむごたらしいことをするなととめるわけにいかないというのは...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...火星人がむごたらしいことを平気でやるのに驚いたのであろう! あの心臓の強い佐々刑事が驚くとは...
海野十三 「火星兵団」
...それほどむごたらしい傷口だった...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...見るもむごたらしい兇行(きょうこう)を受けたものだから...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...そんなむごたらしいことが...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...聞くに堪えないようなむごたらしい話だが...
高見順 「いやな感じ」
...一人の女をむごたらしい運命から防いでやれる...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...将軍家は鷹狩のむごたらしい遊戯を極度にお厭ひなされ...
太宰治 「右大臣実朝」
...あまりむごたらしいなされかたでござります...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...はげしいむごたらしい労働にこきつかわれ...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...さて誰があんなむごたらしい事をしたでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...又となくむごたらしい目に遭(あ)いながら...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...むごたらしいことがあるかと思はれるのです...
吉川英治 「折々の記」
...――ご尊父がむごたらしい難に遭われたのは...
吉川英治 「三国志」
...善良なおまえたち領民をむごたらしい目にはあわせまい...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索