...まれに見るところの動物なしとはいうべからず...
井上円了 「おばけの正体」
...まったく当代まれに見る見上げた税務吏員です...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...それはヴェーラがまれに見る美貌の持ち主だったことを示している...
高見順 「いやな感じ」
...史上まれに見る醜男だつたんだ...
太宰治 「津軽」
...まれに見る好人物とばかり思い込み...
太宰治 「人間失格」
...当代まれに見る大政治家で...
太宰治 「パンドラの匣」
...まれに見る氷の裂け目か...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...まれに見る高潔な...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...まれに見る将来有望な天才なのだ」と...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...確かにまれに見る硬骨の士であることは疑いないと陵は思っていた...
中島敦 「李陵」
...結婚をした女性としてはまれに見る冷たさだなと...
林芙美子 「風媒」
...そのまれに見る才筆にはいかなる賛辞も惜しまないのである...
宮本百合子 「紅葉山人と一葉女史」
...三寸の中に大彫刻あり象牙彫の名人山田鬼斎の遺作上野公園の博物館に大塔宮御木像をはじめ数点の傑作を遺した彫刻家山田鬼斎氏はまれに見る天才肌...
山本笑月 「明治世相百話」
...主人孫権はまれに見る英邁篤実(えいまいとくじつ)のお方で...
吉川英治 「三国志」
...まれに見る長者であると...
吉川英治 「三国志」
...まれに見る料理の名人だ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...尼君の血色はまれに見るほど美しかった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...聞くところによればかつてその管長であったある僧侶は近代まれに見る高僧であったそうである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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