...別にまごつくような事はありますまいから...
泉鏡花 「婦系図」
...まごつく奴が惡いのだらう...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...まごつくことはなかつたのだ...
太宰治 「陰火」
...自分の醜さにまごつくのです...
太宰治 「風の便り」
...五回は少し勝手が違ってまごつくかも知れないが...
太宰治 「パンドラの匣」
...違いましたか」と云って少しまごつく...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...今になってまごつくようなことはなかったに...
徳田秋声 「足迹」
...娘がまたこんなことでまごつくようなことじゃ...
徳田秋声 「黴」
...まごつくんですもの...
徳田秋声 「黴」
...人は如何なる場合にもまごつくことがなく...
豊島与志雄 「生活について」
...それでもなお言葉にまごつくと...
豊島与志雄 「女客一週間」
...アカデミー的な文献的研究にまごつく旧美学を目眩いさせている...
中井正一 「美学入門」
...偉大な刑事さんが驚いてまごつくぞ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...「きみはこんな日にさるをみせにわたしを連(つ)れ出したか」親方はなかなか容易(ようい)なことでまごつくような...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...まごつくといけないから...
宮沢賢治 「さるのこしかけ」
...自分達は地図とベデカアを頼りにした丈(だけ)で格別まごつく事も無かつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...城門でもまごつくだろうし...
吉川英治 「新書太閤記」
...まごつくのである...
吉川英治 「随筆 新平家」
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