...「なんだばかをしくさって」とほざくようにいって...
有島武郎 「或る女」
...そして君のほざく面でも見てゐたい位なものだ...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...ボルの奴らが植民地解放なんてほざくのに...
高見順 「いやな感じ」
...人を騙(だま)しやがって!」「ほざくな!」と...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...「さうだ! 明るくなくちやア」とほざく...
中原中也 「散歩生活」
...「月に吠ゆる狼(おおかみ)の……ほざくは」と手にしたる盃を地に抛(なげう)って...
夏目漱石 「幻影の盾」
...ほざくもほざいたり」「狩島さんは何んと言つた」「腹を立てゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あまり気の毒で顔が見られぬ」とほざく...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...市で承知して居るものを勝手にやめろとかなんとか気の利(き)いたことをほざくな...
火野葦平 「糞尿譚」
...渋面が笑顔に変わるかもな」こうフォスタがほざくと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...集団農場をけなしつける者はほざくにきまってる『へ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...すぐに五躰がばらばらになるような事故が降ってくるぜ」「大きなことをほざく若ぞうだ」その日の帰り...
山本周五郎 「季節のない街」
...「ほざくな」と喚いて...
山本周五郎 「竹柏記」
...いつでも相手に立ってやるが……ただし! 貴様が最前からほざくように...
吉川英治 「江戸三国志」
...時勢遅れだのとほざくじゃねえか...
吉川英治 「銀河まつり」
...「笑うべきたわ言(ごと)をほざくやつだ」と...
吉川英治 「三国志」
...奇怪なことに思われますが」「ほざくな...
吉川英治 「三国志」
...なにをほざくか」すでに...
吉川英治 「新・水滸伝」
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