...ふわふわと通りすぎて...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「お墓の中の坊や」
...暖かい夢を柔らかなふわふわした白絹につつんだように何ともいえない心地がするかと思うと...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...身体がふわふわしてしょうがないんだがね」「それは重力が小さい関係だよ」「そうですかねえ...
海野十三 「三十年後の世界」
...お前はこのごろふわふわしていて...
海野十三 「もくねじ」
...丸味をもった煙のようなものがふわふわとついて来るのが...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...四一 織物のトバリのふわふわした下で...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...蝋燭(ろうそく)から白い煙がふわふわと揚(あが)る...
鈴木三重吉 「千鳥」
...じつとそのふわふわと空中に漂ひながら落ちて来る小さな赤い風船を眺めた...
田山録弥 「浴室」
...ただ一枚の紫(むらさき)が縁(えん)までふわふわと動いている...
夏目漱石 「永日小品」
...「僕は職業の上ではふわふわして浪人のように暮しているが...
夏目漱石 「行人」
...ウィリアムの甲の挿毛(さしげ)のふわふわと風に靡(なび)く様も写る...
夏目漱石 「幻影の盾」
...私は腰から下がふわふわとして来る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...二階の軒の日覆はふわふわ動いてゐるのだつた...
原民喜 「潮干狩」
...微風に揺れ動くかのようにふわふわ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...ふわふわと浮いて居る様が見える...
正岡子規 「句合の月」
...その代り別の・全く独特な・もはやあんなにふわふわした転びやすいものではない・幸福を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...足がふわふわした...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...夢の中の又八はびっしょり汗をかいて崖から飛びおりたが――体はいつまでも下へつかないで奈落(ならく)の闇にふわふわしていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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