...いくら借りになっていてもびくともしないという自信もなくって...
有島武郎 「或る女」
...どんな風浪にもびくともしない...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...だが怪物はびくともしない...
海野十三 「海底大陸」
...ドアはびくともしない...
江戸川乱歩 「影男」
...びくともしないやうな確(しつか)りした調子で言つた...
薄田泣菫 「茶話」
...びくともしないで立ちつくすことであろう...
谷譲次 「踊る地平線」
...どんなことがあったってびくともしない...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...屋台骨はびくともしないのだ...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...びくともしないで尻を落付けていた...
豊島与志雄 「神棚」
...たとい高い所から覗かれてもびくともしないくらいに...
豊島与志雄 「道連」
...ともあれ彼女はびくともしないで...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...どのやうな環境にもびくともしない心根は...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...びくともしないぞ!」と...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...長岡液を浴びた第一師団の勇士たちは、毒の煙につつまれても、びくともしない...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...顔色ひとつびくともしない女性で...
山之口貘 「酒友列伝」
...この水銀はびくともしないのです...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
...獲物(えもの)がひっかかってもびくともしない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...彼はびくともしないだろう...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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