...どこかひょうきんな所のある男で...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...最も興がった剽軽(ひょうきん)ものが揃って乗っていて...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...」と剽軽(ひょうきん)に返事して...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...それでも酔いが循(まわ)るにつれて剽軽(ひょうきん)になり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...剽軽(ひょうきん)に抱き合ったり...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...よく揶揄(からか)われたり何かして来た気象の剽軽(ひょうきん)な青柳の弟に当る男だと思うと...
徳田秋声 「あらくれ」
...若い剽輕者(ひょうきんもの)たちは三本足の銚子をとおして...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...長者町の道庵という剽軽(ひょうきん)な医者へ預けることにしたという言葉...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしてなるべく呑(の)ん気(き)そうに見せるつもりで母を笑わせるような剽軽(ひょうきん)な事ばかり饒舌(しゃべ)った...
夏目漱石 「行人」
...十六父には人に見られない一種剽軽(ひょうきん)なところがあった...
夏目漱石 「行人」
...剽軽(ひょうきん)な感じのする親爺です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...パリジャンのある階級の人々に特有のひょうきんさを醸し出す素となっている日常の些事などを心の中で思い浮かべたりしているのである...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...剽軽(ひょうきん)な姿である...
火野葦平 「花と龍」
...剽軽(ひょうきん)で...
火野葦平 「花と龍」
...このひょうきん者が検見(けんみ)の伴をして...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...鳥御前はひょうきんな人なれば戯(たわむ)れて遣(や)らんとて腰なる切刃(きりは)を抜き...
柳田国男 「遠野物語」
...ストーン氏のひょうきんな微苦笑とコントラストを作る淋しい...
夢野久作 「暗黒公使」
...剽軽(ひょうきん)な調子で云った...
夢野久作 「復讐」
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