...薬草の花はにほへる谷へ...
芥川龍之介 「河童」
...「いろはにほへとちりぬるをわか……」云々と言う...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...いろはにほへとちり/″\になる」と咏みたる小机城の跡也』...
大町桂月 「町田村の香雪園」
...いろはにほへとちりぬるを...
竹内浩三 「愚の旗」
...いろはにほへと、一字一字原稿用紙に書き記す...
太宰治 「雌に就いて」
...春の姿はたへなれど花の薫りはにほへれど其春よりも美はしく其花よりもかんばしき雲井のをちをめざしつゝ大空高く鷲一羽あらしはきびし道かたし...
土井晩翠 「天地有情」
...「いろはにほへとの五つ目か」「ええ? いろはの五つ目?」庄吉は...
直木三十五 「南国太平記」
...いろはにほへとから源平藤橘(げんぺいとうきつ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...いろはにほへとはいつでも同じ順にあらわれてくる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いろはにほへを鍵盤にした最も進んだ詩人の一人であつた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...悼詩ボンタン実る樹のしたにねむるべしボンタン思へば涙は流るボンタン遠い鹿児島で死にましたボンタン九つひとみは真珠ボンタン万人に可愛がられいろはにほへらりるれろああらりるれろ可愛いその手も遠いところへ天のははびとたづね行かれたあなたのおぢさんあなたたづねて すずめのお宿ふぢこ来ませんかふぢこ居りませんかこれはその当時...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...ボンタン実る樹のしたにねむるべしボンタン思へば涙は走るボンタン遠い鹿児島で死にやつたボンタン九歳(ここのつ)ひとみは真珠ボンタン万人に可愛がられらりるれろいろはにほへ...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
便利!手書き漢字入力検索